ゆっこ先生のヴァイオリン・ヴィオラ教室
Kameyama Strings School

 宇都宮市・野木町・古河市のヴァイオリン教室・ヴィオラ教室

上達のコツ

Concept
  • .目標を持つ
  • 2.理解と慣れ
  • 3.他者との共有
  • 4.セルフコントロール

1.楽しめる目標を持つ 
 欲するものが目標です。何事も欲したものを手に入れられるからこそ楽しめるのだと思います。目標がなければ、進む道も決まりませんし、そこまでの距離も分かりません。
ただし、ハードルが高すぎるとあまりに遠い道のりに気持ちも萎えてしまいます。
ヴァイオリンの場合、理想と現実の距離がありすぎて悩まれる方が多いのですが、大抵は目標までの距離が分からなかったり、【今】に注目していないのが原因だったりします。
どのような状況でも、どんなレベルでもそれなりに楽しむことはできます。新しい学びがあったときや何かができたときは、それを素直に喜びましょう。上りたい山が高いのはいいのですが、まずは今登れるところまで確実に。その達成感を積み上げて、少しずつ近づいていきましょう!
 
【実際の例】
漠然と「ヴァイオリンがうまくなりたい」「きれいに弾きたい」「色々弾きたい」と思うより
 →「ゴセックのガボットを弾けるようになる」「音程を安定させる」「何曲マスターする」と
 目標を具体的にします。

2.楽しむためには理解と実践と慣れが必要
本当の意味で理解できたことでないと、真似をしただけでは身につきません。
自分で得た感覚と理解は時間がかかっても必ず自分のものになります。教えてもらったことを鵜呑みにしたり、やみくもに真似るのではなく【その本質を理解する】よう努めてみてください。
相反するようですが、理解しただけでも身にはつかないものです。理解したことが体や感覚で分かるまで実践し、自分の感覚に置き換え、更にそれに慣れることで自分のパフォーマンスとして体に落とし込むことで再現性が上がります。

【実際の例】
 まっすぐ弾けないことへのアドバイスで・・・
 観察→ 自分がどう弾いていたかを知る
 理解→ アドバイスから自分のパフォーマンスがよくなるためのコツを掴む
 実践・反復→ コツを掴んだ技術の再現性を上げるために反復練習する

3.喜びや楽しみを共有する
ある程度成果や喜びを得ることができたら、それを【アウトプット】(外へ表現する)してみましょう。
何かを習得するプロセスはほぼインプット(中に取り込むこと)です。自分の中に取り込めたら、それを今度は外に向けて発信して下さい。演奏を聴いてもらうもよし、アンサンブルで共有するもよし、理解したことを言葉にして説明するのもよいことです。
学ぶ喜びや楽しみを共有することでしか得られないものがあるのですが、不思議なことにそれがまた次への学びの後押しになります。

【実際の例】
 グループレッスンなら仲間と難しさや楽しさを話して共有しましょう。
 発表会やアンサンブル等で仲間と演奏する機会を持つことで、それぞれの変化を感じることでしょう。
 また自分もそれにより新たな目標が生まれます。

4.セルフコントロールをものにする
目指す最終目標は、【自分で学び自分のものにできるようにすること】です。
バイオリンを弾くことそのものも、音楽を表現することも、自分の肉体と精神のコントロールの成果が音となって表れます。自己をコントロールできたときに味わう達成感や変化を本当の意味で味わっていただきたいと思っております。


先生の力ではなく自分の力で変わる喜びを知ったら、いつでもその力はあなた自身のものです。バイオリンを通し自分の潜在的な力を引き出して、他の全ての喜びや楽しみにつなげて下さい!